2000.6.18号 10:00配信


ネパールびっくり体験記

超激安揃いの店


ネパールは物価が安い。日本と比べると半額以下か4分の1。いやいや、中にはもっと安いものもある。私は自炊をしていたが、1ヶ月の食費は約2000円。ビザ代より安いときたもんだ。

毎日寄っていたのが八百屋。たまに珍しい野菜もあったが、商品並びは日本と似ていた。葉菜は束売り、根菜は量り売り。豆やお米も1Kgいくらと決まっている。分銅を使った天秤量りが主流で、可愛く微笑むとちょっとおまけしてくれた。季節や出来高によって値段変動があるが、野菜なら100円で山程買える。単純計算で1ルピー=2円と考えると、カトマンドゥでの冬場の値段は以下の通り。

鶏肉 \16/100g お米 \120/kg
人参 \48/kg 食パン \20/斤
玉ねぎ \38/kg ラーメン \20/パック
大根 \40/kg ミルク \22/500ml
茄子 \40/kg クッキー \20/パック
カリフラワー \50/kg みかん \6/個
ジャガイモ \24/kg りんご \8/個
キャベツ \20/個 バナナ \4/本
青葱、白葱 \8/束 たまご \8/個
生姜、大蒜 \10/一掴み
 

 

値札がついてないので、最初は相場が分からずよくボラれていた。例えば、みかん6個+りんご4個=100ルピー。今考えると、そんな訳ないよねえ。りんごが意外に高いのかなと思ったが、1個20円なんておかしい。しかもその時、おつりは400ルピーなのに、返ってきたのは100ルピー札2枚、50ルピー札2枚。合計300ルピー。明らかに100ルピーをごましている。これには気付いて、「おいコラ」と残りをぶん取った。しかし100ルピーは結局、取られ損。くやし〜!良いお勉強になりました。

路上の八百屋以外でよく見かけたのは、コンビニ。外観はキヨスクみたいだが、キヨスクより品揃えが良い。パンやジュースはもちろん、筆記用具、野菜、石鹸、果ては靴下まで置いてあった。小汚いガラスケースに、何でもかんでも入っていて、よく探すと掘り出し物がありそうだ。クッキーとパンの間に乾電池が覗いていたのは笑えたね。早朝から夜遅くまで開いているが、土曜休日の店が多い。便利なんだか不便なんだか。それに、どこ行っても同じ物しか売っていない。「フルーツジュースが飲みたい。」と言えば、必ず出てくるのが、緑色パック入りのオレンジジュース、「フルーティ」選択肢はこれひとつきり。これが嫌なら、瓶入コーラでも飲むしかない。ジュースだけではなく、生活用品も筆記用具も、どこ行っても同じ品揃え。きっと、品質やデザインより安さ重視なんだろうな。

そんな感じで、普通のお店は激安商品ばかりだったが、高いお店もあった。福祉協会の向かいのブルーバードマーケット。高級ブルースターホテルのお客様御用達のお店だけあって、外国製の良品揃い。日本食もあったので買おうかなと思ったが、値札を見てびっくり。醤油や海苔パックが500円以上。円で考えると大した事ないが、ケチケチ生活に慣れていた私にそんなの買える訳がない。2Fには電気製品も置いてあったが、いや〜もう、めっそーもない。目の前に便利な店がありながら、ただ通りすぎるだけの毎日。ネパールへ来たばかりの観光気分時を除けば、2/14のチョコレートを買った時にしか利用してない。1箱80円の綺麗なリボン付きバレンタインチョコ。私から見ればお買い得チョコだったが、ネパールでは贅沢品扱いなんだろうな。

路上の量り売り八百屋さん


おばさん達がよく井戸端会議をしているコンビニ前

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