2002.6.13号 06:00配信


大草原からのぷちメッセージ

大運動会エピソード〜その1

(by いくちん)


晴天の中、盛大に行われた“大運動会”っと言いたいところですが、実際は・・曇天の中、保育所と小学校の全児童50名でひっそりと行われた“大運動会”でした。そうとはいえ、子ども達の気迫は、父母でも感心するほど素晴らしいものがありました。3日前に発熱した二女も今朝は平熱、太陽は出なくても、子ども達の体調は絶好で最高の運動会日よりになりました。

接待係を仰せつかった私は、開会式前から本部席に待機しておりました。教育委員さんや町議さんなどが次々に来会して下さり、私の仕事も大忙しです。競技が始まってからも校舎に入って、湯のみを洗ったり、お湯を沸かしたり。一仕事終わり、校舎から出てグランドを眺めると、私が出るはずだった親子競技中。目を凝らして良く見ると、娘と手をつなぎゴールテープを切るお父ちゃんの姿が・・結局、三人娘共に親子競技にはお父ちゃんが参加。本部席に戻ると、「お父さん大変だね。かなり疲れてるよー」っと冷たい言葉。なんてったって我が家のプログラム、26競技中19競技にマーカーペンが引かれているんです。内7競技に親が参加するんですよ。曇り空なのに、何故か額には汗が・・

本部席での待機中、テントの中で発せられた危険発言。一等賞のリボンをつける係りをしていたPTA会長さん、「今年の運動会は、なんだか迫力にかけるなぁ〜。あぁ、恒例の、大それた実況アナウンスと、走り回る大きな体がないんだ!」この瞬間、テント内の空気に重みを感じたのは、私だけではないはず・・皆、一人の“大それた実況アナウンス”と“大きな体”のあの先生を思い浮かべた事でしょう。聞く所によると、大きな学校に転勤になり、苦労苦労で少しばかり“小さな体”になったらしい。(これはあくまでも先生に親しみのある父母同士の会話が表現した言葉であり、決して罵声ではありません)「そういえば、まだ姿を見せてないね」っと話している最中、顔を見せた先生。「ギクッ」とテントの中に重たい空気を感じたのは、これまた私だけではないはず・・

このように、小学校の運動会では、先生の移動が盛り上がり方に作用するという事です。どんな学校に移動になろうとも、「饅頭食べながら、懇談会をする」ような貴重な先生であってほしいと願っています。心から先生の活躍を期待しています。



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