ほぼ週刊さろま2002.3.6 10:00発行 第85号

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 ■◎▲.....W E E K L Y  T H E  S A R O M A......▲◎■
 ▽◆○...............ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま...............○◆▽
 ●□★...................2002.03.06  No.0085.................★□●
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。

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【巻頭言】                                                    byももっち
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弥生三月、ここ数日の気候は穏やかで、なんだか気分まで春めいてきましたね。
天気予報で“雪割り指数”という言葉を聞きました。どういう意味でしょう?硬
くなった雪を割り、雪解けの手助けをするのに適しているという事なのでしょう
か?歩道の雪解け水が道路に、畑の雪解け水が民家の庭先に注ぎ込み、ひどく汚
い状態です。春を呼ぶ心とは裏腹に、やっかいな事も多いようですね。

アレルギーをお持ちの方、対策は万全ですか?“ひなまつり”が終わり、“春一
番”が吹く頃になると、我が家の娘達は喘息の発作に悩まされます。ちょっとの
油断が風邪などを引き起こす結果になりかねませんよね。今一度、心のカギを確
認してみませんか?

昨年秋に災害のあったルクシ峠、3月中には片側通行で開通するという事を耳に
しましたが実際はどうなのでしょう?私達、サロマ人にとって生活に必要な交通
ルートでしたが、今ではルベ周りもそれほど苦にならなくなりました。しっかり
と調査した上での開通を望みます。今は通る車両のないルクシ峠の赤い橋が、晴
天のおかげでくっきりと姿を現わしました。

 ◎・・今週のサロマ、「春を待つルクシ峠」
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0306_iku.html

 ※ルクシ峠は3月中に仮開通の予定ですが、通れる時間帯は日の出から日没ま
  でだそうです。

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【町長のつぶやきコーナー】              byサロマバタフライ
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 ●・・結氷しないサロマ湖

私は佐呂間町に昭和20年以来住んでいるが、今年のようにサロマ湖が完全結氷
しなかった年は珍しい。過去において幾度かサロマ湖の結氷が遅れ流氷塊が湖内
に進入しホタテ・カキの養殖施設が荒らされ多額の被害を受けたこともあった。

今年は、オホーツク海に下ってきた流氷も、オホーツク海に接岸したり離れたり
の繰り返しで、雄大なオホーツクの流氷を目当てに本州や海外から来た観光客に
は申し訳ない気がする。しかし、タイミングよく流氷が接岸している時に訪れた
人達は、むしろラッキーだったと思う。

さて、今年のようにサロマ湖内が結氷しない状態で流氷が接岸した場合、当然な
がら流氷はサロマ湖内へ侵入してしまうのであるが、幸いにも10年余り以前か
ら取り組んで来た流氷侵入防止対策が完成したことによって、ひと塊の流氷も湖
内への侵入がなく養殖施設も無事である。

しかし、流氷は毎年大量のプランクトンを運んでくるため、オホーツク海は豊か
な貝類が育まれると云われているが、この様に流氷の滞在期間が短い年はどうな
るのかと、漁模様が心配である。

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【釜爺の丸太小屋便り(九)】                   by釜爺
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 ●・・自然の癒し

「癒し系…」といった言葉がよく聞かれる。
自然は「癒し」の代名詞になっている。生存の源であるきれいな空気、きれいな
水をつくりだす、空気清浄器、浄水器の役割を担っているのが緑豊かな森林だと、
誰でも認識している。釜爺の住む周りは、自然休養林、魚付保安林と原始の森で、
鳥獣保護林でもあるから、「癒し系…」のただ中で暮らして居ることになるのだ
ろう。

自然を追い求め、関わりながらの丸太小屋の一年は、のんびりと過ぎていく。
でも、確実に四季が巡るのは当たり前なのに不思議だ。

釜爺は、春の季節がまちどしい。釜爺にとつては60回目の春が刻一刻と姿を現
す。一度として、同じ春はない。だから待ちどしいのだ。期待に胸おどる。木々
が芽吹く様も、湖を覆っていた氷の消えていく様も、雪解け水の流れる音も、小
鳥のさえずりさえも、どこか違う。じ「時」は二度と巡らない。
 
命は、不変ではない。生まれ、育まれ、成長し、老いていく。
だからなのだろうか、同じ春は二度と巡らない。

ことしの春は、どんな春なのか。キタコブシは、花を咲かすだろうか。
湖の森へオオワシは姿をみせるのだろか。白樺樹液のほどこしは、あるか。

釜爺は、薄雲のフイルタごしに輝く、大きな真っ赤な朝日を仰ぎながら、新しい
一日の目ざめの中で、自然の「癒し」を体感している。

 ●・・都会には「癒し」はないか

日本児童文学者協会の全国の集まりがあった。作品批評会で、釜爺の書いたのも、
まな板に乗った。 部会の先生は、しかたしん、後藤竜二、加藤純子の作家たち
だった。 好きなように、切り刻まれて、ゴミ箱に捨てられた。

後藤竜二は、北海道出身の売れっ子作家だ。「なにを書きたいのか」「田舎の癒
しかナ」と答えると、「都会には、癒しがないと思うなヨ…」と、お言葉・・・
固定観念で物語りを書くなといった意味もあったのだろう。釜爺の書いたものは
俗に言う「くさい」のだ。「田舎くさい」のだ。でも自然に囲まれて暮らし癒さ
れていることは実感している。決して観念的にとらえてはいないつもり・・・釜
爺は、都会には癒しが有るか、無いかを書けるほど都会を知らない。

「児童文学って、何ですか…」と児童劇の活動でも知られる、しかたしんに問う。
「子供に読ませる文学」…「童話って何ですか…」「子供に読ませるお話…」釜
爺の、スモーク頭は、マックロクロスケの運動場…

丸太の壁を叩く奴がいる…パソコンの手を止めて外を覗くと、萌葱色のコートを
着込んだヤマゲラだった。何週間ぶりかの訪問。しばし、ドラミングに耳をかた
むける。

頭の中のマツクロクロスケもついでにつっつきだしてくれヤ。

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【懐かしの佐呂間】                       byうめこ
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 ●・・栄保育所跡

3年前、若佐保育所に合併・廃校になった栄保育所。当時の幼児数はわずか4名。
雪に埋もれたすべり台やブランコ、閉ざされひっそりと寂しそうな保育所ですが、
雪が溶け温かくになると老人会の方々がゲートボールをしたりして賑わうそうで
す。明るい黄色の建物が目をひきます。

 ◎・・今はひっそりとしている栄保育所跡
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0306natukasi.html

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【あれは30年前】〜昭和47年3月号「広報さろま」より     byDon
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┌──“心のマナーが大切です”若い人を対象に生活習慣とエチケット───┐
│                                  │
│新しい知識を吸収しよう。暇をみては読書をしよう。は、若い時代、特に意│
│欲的におきる現象ですが、反面、環境変化等に左右されて心ならずもという│
│ようなことがあります。                       │
│このような人達、特に若い勤労青少年には、生活、労働に意欲のおきるよう│
│な環境の整備が大切です。                      │
│                                  │
│このようなことから教育委員会では毎年「勤労青少年講座」「婦人講座」な│
│どを開いて、若い人、家庭の主婦に研修の場を提供しています。先月初旬、│
│産業会館で町内で働く勤労青少年を集めて「生活習慣とエチケット」と題し│
│て、北見美容学校から講師を招いて講義を受けましたが、日常生活はすべて│
│「心のマナーが大切です」という講師の話に同感しておりました。また、青│
│年と婦人の懇談会も開かれ30数名の青年と婦人、特に若妻が集まって「嫁│
│いで想うこと」の話題で話し合いましたが、独身時代の時とは考え方、感じ│
│方が全然異なってくるという。若い時代グループ活動をしたことが、現在の│
│対人関係の調和、家庭生活の理解に大きく役立っている等、若妻の意見も活│
│発で、有意義な一日でした。                     │
└──────────────────────────────────┘

 ◎・・記事はこちら
    http://www.ohotuku26.or.jp/saroma/mailmag/47_03_kouza.pdf

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【冠婚葬祭】〜久々のおめでとうとお悔やみです。        byあちゃこ
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 ●・・久しぶりの町民センターでの結婚式

去る2月23日の佳き日、宮下祐陽さん&須藤弘美の結婚披露宴が町民センター
にて行われました。最近は結婚式も北見のセレモニー会場で行われることが多く
久々のサロマらしい懐かしい結婚式となりました。4月からは町民センターの結
婚式目的の使用がただになることですし、増々こんな結婚式が増えることを望み
ます。祐陽さん&弘美さん、おめでとう、末永くお幸せに。

 ●・・さようなら、ひーじい。

去る3月2日、町内永代、堀口金物店前社長「堀口清吉」さん93才が亡くなり
ました。清吉じいちゃんは明治41年にサロマで生まれ、学校を終えてからは、
板金屋を起こし、現在の堀口商店の元をつちかいました。

わたしにとっては“勿体ない”の権化のような方でした。不要品を集めて、それ
だけで自分の家を建てました。そこには市井の不要品ではあるものの、わたし達
にとっては宝の山と思える色々な骨董品、貴重品、珍しいものであふれていたの
を思い出します。ひーじいの精神を忘れないでいたいと思います。合掌。

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【今週のお知らせ】                       byなおき
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 ●子宮ガン・乳ガン検診 3月6日(水) 若佐コミセン 12時30分
                     町民センター  9時〜
                            12時30分〜

 ●全町ミニバレー大会 3月10日(日) 町体育館    9時〜

 ●ポリオ・麻しん接種 3月12日(火) 若佐診療所 10:15〜10:45
                     小田医院  11:15〜11:45
                     佐呂間医院 13:30〜14:00
                     厚生病院  14:30〜15:00

 ●佐呂間町議会第1回定例会 3月12日〜3月22日

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【告知板】
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 ●・・読書会のご案内 [加藤多一さんをかこんで]

    日 時: 3月9日(土)19:00〜
    会 場: 町立佐呂間図書館
    図 書: 「北の川をめぐる九つの物語」
    テーマ: 北の川をめぐる九つの物語」
           あなた/わたし、女/男、少女/大人、ヒト/水・・・
           境界を越えて   大きなイノチの無邪気さへ。
     註 : 本を読んでいなくても参加できます。
          本は、図書館に有ります。申し込み不要。
    連絡先: 01587−6−2350(上伊澤)

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【とものお気らく日記】                      byとも
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 ●・・○月○日(○)「パステルとクレヨン」

草木から色をもらって布を染めている作業は意外性に富み、毎回楽しい作業であ
る。その、草木の色からパステルという画材を作ることもできる。パステル画で
有名なのが、池田あきこさんの「猫のダヤン」。大きな目をした猫のグッズが北
見のデパートでも雑貨コーナーの一角を占めるようになった。

草木から採れる色はある方法を用いると、顔料という固形物として出来上がる。
それを、鉱石のパウダーを混ぜ、固める液を数滴落とすとパステルが出来上がる。
どの材料も天然のものでアレルギー体質の子供たちも何の不安もなく使える画材
となる。その、顔料を今度ははちみつの蜜蝋でのばすと、クレヨンができる。口
に入れても安心なクレヨンである。

世界中でパステル会社は7−8社しかない。そのどれも色は天然鉱石のパウダー
を用いている。石は目の覚めるような色も多数ある。安定した色でいつでも同じ
色が大量に手に入る。しかし、草木の色は毎回顔料を採ると色が微妙に異なる。
安全安心を基本として採取するとしたら、色も限られる。決して派手な色は出な
いし、北海道の草木の色を使いたい私の意志からすると、さらに限られる。顔料
は、大きななべで草木を煮て、出来上がるまでに4−5日。できる量は小さじ
1−2杯でしかない。その量ではパステルは1−2本。まったく、割に合わない
量でしかない。

去年から作っているパステルの量はほんのわずか。それも、半分は失敗し、乾か
している最中にばらばらに砕けていった。水の量なのか、固める液体の量なのか、
草木の顔料の性質なのか・・・小樽の染めの先生に写真付のメールを送る。する
と、6角形の化学物質の分子構造のことを書いたものが送られてきた。+イオン
やら、分子の手やら、分子がおもいだの、大学の教授が成分を調べているなど、
分子レベルの話が飛び出した。札幌での染めの講習会は、そういった分子レベル
の話をする。が頭に入っていなかったのか、先生からため息が聞こえそうなメー
ルをもらい、恐縮してしまった。

絵を描くことのできない子供たちに安全なパステルやクレヨンをと、思っていた
私だが、まずは、分子レベルの構造を理解しないと先に進めないようで、さらに
意外性に富んだ物創りをすることになりそうだ。

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【キリンのぶつぶつ】                      byキリン
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 ●・・3月3日(日) ATVサロマカップ

日曜日、佐呂間町のトーヨータイヤテストコースにて「オール北海道ATVサロ
マカップ」が行われました。毎年、浜佐呂間会場(サロマ湖氷上)で、大会が行
われるのですが最近、暖かかったので氷が緩み危険防止のため急遽会場を変更し
たそうです。(スタッフの皆さん大変だった事でしょうね。)

ちょうど、見に行った時はスタート前で各車待機中。どこを走るんだろう?と好
奇心にかられ、ちょっと高くなっていたコース脇のコーナーの上をゲットし、発
走を待っていた。

スタートすると来た、正面から何台ものバギーが…。コーナーがすぐ前にあった
ので、運転技術はそれぞれ違うらしい。手前で減速して体を起こして横滑りしな
がら雪壁にぶつかって車の方向が変わったり、減速したままコーナーのふちをゆっ
くり回って行くのもあるし「色々な方法があるみたい。なるほど〜。」と思って
いるうちにチェックの旗が振られレース終了。ATVって面白いかも。

 ◎・・ATVカップの模様。
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0306kirin.html

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【ゴミ問題とリサイクル】
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サロマでは本年度中に新たにゴミの分別収集が実施されることもあり、今一度、
ゴミの問題とリサイクルについて考えたいと思いこのコーナーを作ってみました。

ゴミやリサイクル資源の出し方って知っているつもりでもわからないことも多い
と思いませんか?みなさんの色々な質問に答えてもらう形で進めてていきたいと
思います。

第2回目は購読者の方のご質問にお答えします。

 Q.古紙回収の新聞紙などは、使って汚れても構いませんか?
 A.全く問題ありません。包装紙などに利用した後のものでも回収します。

 Q.缶を出す時は、リングプルを取った方が良いですか?
 A.取っても取らなくてもOKです。外してリングプルを集めている団体に
   協力してください。

新聞と雑誌も出せるようになったのは知りませんでした(汗)。今度は3月の第
1週、上地区は4日(月)、下地区は1日(金)が収集日だそうです。缶、ペッ
トボトル、牛乳パックと同じ日だと覚えるといいですね。

次週は、次の質問に役場ゴミ担当者のd−bさんが久々に登場しお答えします。

 Q.色のついた発泡スチロールはリサイクルできますか?
 Q.チラシと新聞紙は分けた方が良いですか?
 Q.油のペットボトルはリサイクルに出せますか?
 Q.瓶についたプラスチックのフタは取った方が良いですか?
 Q.古紙は紙質によって分けた方が良いですか?

 ◎・・みなさんからのご質問をお待ちします。
    mailto:umeko@webnews.gr.jp

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【好評ワカの〜ちゅらさん、サロマを斬る】             byワカ
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 ●・・参加して参りました町政懇談会!!

町民の皆さんはもちろんご存知だとおもいますが、佐呂間町は今、「ふれあい給
食」の実施に向けて論議・審議され、給食怒濤の時期にあります。小学・中学と
当たり前のように給食を食べて育ったワカ。佐呂間町に給食がないと聞いて、「
それはすばらしい!」と思っていました。給食と言う制度が、戦後の食料不足の
時に「全ての子に日に一度の食事を」という考えの元作られたのなら、今の時代
に給食はいらないのではないか。かえって、給食が当たり前になることによって、
食の有り難みはなくなるのではないか、小中高合わせて12年間、母親(もしく
は家族)が作ってくれた料理を食べると言うこと、それだけで子どもにとってい
いことのように思ったからです。

興味をもっていただけに、色々な人に給食について聞いてみると、反対・賛成関
係なく皆さん熱く語ってくれた。どうやら現在の給食の意図というのは、「食事
の提供」のみに留まらず、「食教育」の役割が大きいらしい。

自分も給食を食べて育ったくせに、それが当たり前すぎてその有り難みに気がつ
けていなかったなと、反省。

校区の違うこと同じ中学校になったとき、何気ない会話の中で同じ給食を食べて
いたというだけで妙な連帯感をおぼえたっけ。中学校で初めて会った者同士が、
「小五の時に出た枝豆もち!」をネタに会話が成立するのも、なんとも嬉しく不
思議な感覚でした。
ワカとしてはやっぱり給食賛成!自分の学生を思い起こしても給食は重要な位置
にあったように思います。

・・・と、興味をもっていただけに懇談会の出席者が以外と少なかったのが残念。

ワカが今回行ってよかったな、と思ったことを報告しますと・・・役場担当者の
方の説明や、他の住民の方の意見を聞いて自分の考えが深まることはもちろん、
町長を初めとする行政の方々の顔を見れたということです。
住民が意見を行ってる時どういうふうに聞いているのか、担当者が説明を言った
後、どの人がどのように次の言葉を発するのか。言葉の間、呼吸、語彙の使い方、
態度、全てにおいてその人が形になって出てくるんです。
同じ言葉でも、不思議と受け手は同じように取りません。
人づてで話を聞いて、反対・賛成と意見を出していたことが、こういう場に参加
することによって、自分の捉え方をしてみると以外と違う結論が出たり、今まで
とは違った行政の人の評価が出てきたり・・・。

佐呂間に来て一年にも満たないワカが、参加しておもしろい!!と思えたのだか
ら、きっと読者の皆さんはもっと感じるものがあるんだろうな。

さてさて、なんだか慣れない時事ネタ?を書いてしまったのですが、今週はすっ
ごい偉業を成し遂げました!!(自分で言うのもなんですが。笑)
なんだなんだと気になる人は今すぐ編集長の記事へゴーーーッッ!
この偉業を成し遂げるにあたり、お世話になった5人の師匠へ敬意を表し、心か
ら感謝申し上げて、今日はお別れといたします。では。

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【ひな祭り記念、北と南のふたつの挑戦 北海道&沖縄 】      byうめこ
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 ●・・北海道編[沖縄のワカ、スキー検定を受ける巻]

かねてからスキーに挑戦中であった沖縄出身サロマ在住のワカ、町営スキー場で
めきめき腕を上げ、とうとう先生に「検定5級を受けてみたら?」と言われるま
でになったのである。でも5級というのはプルークボーゲンであり、それを受け
る人はいないらしい・・でも立派な検定種目であるのだから挑戦してみる価値は
ある。多忙ななか、今シーズンの最終の検定が隣町湧別の五鹿山スキー場で開催
された3月3日ひな祭り、そこには希望に燃えたワカの姿があった。

で、結果はというと驚くなかれ、これは今年の10大ニュースの上位を飾るにふ
さわしい快挙、『3級合格!』と、まあウソのような結果が待っていた。これに
は解説が必要である。ワカはプルークボーゲンができるようになって5級を受け
に行った。でもワカのプルークボーゲンはあまりにも上手であったのである。そ
の日の検定員先生が、「あれは5級の滑りではない、4級は?」ということで、
4級の種目シュテムターンに挑戦させたところ“できちゃった”どころかパラレ
ルの基礎もオッケーということで本人も訳がわからないうちに一挙に『3級合格』
という輝かしい偉業を手にしたのである。ひな祭りの日、五鹿山スキー場では「
おめでとう!」の嵐が吹いたという。知らない人もみんな「おめでとう!」を言っ
でくれたらしい。ありがとう!

で、分析します。ワカはまるっきりの初心者でした。スキーをはくのも初めての
今シーズンです。何が違っていたかというと、彼女が特別運動神経抜群であった
訳ではない(失礼!)、それは最初ッからいい先生がついたのが大きな力であっ
たと思う訳である。変なクセも何もないままに、一番正しい板への乗り方、滑り
方を教えられ、何もできないから教えられたとおりにするものだから、一番基礎
の正しいプルークボーゲンを身につけちゃったものだからシュテムターンもパラ
レルも驚くほどすぐにできたという訳である。これはこれからのスキー習得への
いい凡例として後世に残る偉業だとわたしは信じる。

サロマのたくさんの先生の力と、湧別の沖縄ッ子にていねいにやさしかった先生
方のお陰であると信じて疑わない。ワカに代わって深謝します。

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 ●・・沖縄編[道産子小梅、柔道大会に出場の巻]

同じ日、一方沖縄では柔道の体重別選手権大会沖縄県予選が行われ、北海道では
全道3位の業績に輝いたことのある小梅が久しぶりに柔道着に身を包み、畳の上
に立っていた。柔道王国北海道の3位である、ひょっとして沖縄県代表で国体に
出場なんて日もくるのではないかと内心密かに期待していたものの、やはり数年
のブランクは大きく初戦敗退。でも敗者復活のエキシビションでは見事、得意の
背負い投げで一本を取ったというので、そのうち沖縄代表の日も近いかと来年に
期待をかけようではないか。

ひな祭りの日にふたりの女の子の大きな挑戦があり、それぞれに素晴らしい成果
と思い出を手にしたことへ、大きな拍手を送りたいと思います。

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【あっちこっちのサロマニアン】
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 ●・・1年ぶりの雪遊び!?                  byベイブ

皆さんこんにちは。2月の後半にサロマに帰って来ました!!今は、我が家のゴ
ンちゃんとゆっくりまったりした毎日を過ごしています。
先週の土曜日に弟と1年振りにスキーに行きました。(と言っても私はスノーボ
ードです☆)東京の友達に学校の体育の授業でスキーやるよ!!と言うと「いい
な〜」と言われます。その上、高校の体育の授業ではスノーボードやったよ!!
と言うとかなり羨ましがられます。これこそが北国の特権ですよね☆
スノーボードに行った話に戻りますが、始めは転びまくりで、1年振りなので骨
でも折るんではないかと不安でしたがさすが私!!(笑)どんどんカンが戻り帰
る頃にはターンができちゃうまでになっていました。嬉しくて滑ってるところを
母に写真を撮ってもらいました。帰る前にもう一度滑りに行けたらいいな〜と思
ってます!!でも1人では寂しいので誰か一緒に行きませんか?
サロマのスキー場は貸しきり状態でとっても滑りやすいですよ。
来週には東京に戻ってしまうので今のうちに雪とたくさんたわむれときま〜す!

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 ●・・昨日、3月3日、2年ぶりに柔道の大会にでた。       by小梅

全国女子柔道予選大会沖縄支部。この大会を知ったのは1週間前。何かの衝動に
かられて駄目もとの勢いで挑戦することにした。自動車学校とバイトの合間をぬっ
てのわずかな練習と意気込みのみで迎えた大会当日。緊張を感じるというよりも
畳が敷き詰められた会場の懐かしい雰囲気に胸がいっぱいだった。過去に何度も
大会に行く度に感じていた空気がそこにはあった。その大会、48キロ以下級は
なく、52キロ以下級にはわずか9人の出場者。それも中・高生ばかりのこぢん
まりしたものだった。そのかたわらで応援している両親・部員の姿に思わずこみ
あげてくるものがあった。

小さい頃から続けてきた柔道。大会の会場にはいつも父と母の姿が、声援があっ
た。試合の最中には、何を言っているのかその声など耳にも入らなかったが、た
だ自分を見てくれているその存在が、大きなちからとなっていた気がする。自分
の試合が間近になっても父と母の姿が会場内に見られない時、なぜかすごく心細
くて不安になっていたことを思い出す。試合開始まぎわにあわててかけつけた姿
をとらえてホッとする自分がいた。勝った時、自分が勝利したという出来事より
も、そのことで父と母が喜んでくれるほうがすごく嬉しかった。なんだかんだいっ
てこんなにも長い間続けているのも、自分独りの力や努力なんかではなく、周り
にいた先生や、お互いを刺激しあっていた仲間や、応援してくれていた人達、た
くさんの人達からの支えによるものなんだなあ・・・とあらためて心に感じた。

さて、気になる結果はといいますと・・・トーナメント初戦、試合寸前になって
突然ガチガチに緊張してしまい、体も足も動かずに転んで押さえ込まれて負けま
した。これで終わりか、こんなもんだよなあー、なんて思っていると選考試合と
いうものがまたありまして・・・。(これはさっき私が初戦敗退したトーナメン
ト戦のなかから幾人か、こいつはそこそこできるだろう、という人を選んでもう
一度その人達で試合をし、全国大会出場者にふさわしい人を決めるためのもので
す。)実は私、そのメンバーの中になんとちゃっかり選ばれていたみたいで・・
・。その試合では、まぐれでか、長年の積み重ねが幸したのか、組み際の背負い
投げがキレイに決まって一本勝ちしました。会場の人達から拍手もいただいて、
なんか、すごい照れちゃってニヤリンとしちゃった。でも、ほんとに素直に嬉し
かったなあ。(きっと周りで見ていた人達はさっきコロリと負けたやつがなぜ・
・・??くらい思ってたんだろう。そんな顔してたもん。)

ああ、ひっさしぶりにあんなにきれいに人投げて気持ち良かったー!!爽快気分
でした。柔道やって楽しかったのって何年ぶりだろう。ちゃんと練習しながらち
からを取り戻していけたらいいと思います。今回の手ごたえからすると、こんな
私にもチャンスはありそうです。また柔道を始めることで喜んでくれる人達がた
くさんいるだろう。その人達の思いを力にして、もちろん自分の為にも、時間作っ
てがんばりたいな。

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【読者からのメール】〜みなさんのお便りが励みです。
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 ●・・Oさんからのお便り。

約30年くらい前佐呂間に住んでいました。毎週楽しみにしています。神社のそ
ばに住んでいました。とっても懐かしいです。たまに佐呂間に行きますが結構変
わっていますね。これからもがんばってください。

 ※・・メールをありがとうございます。こういうお便りがわたしたちの励みと
    なります。みなさんもどんどんお便りをお寄せ下さい。
    mailto:umeko@webnews.gr.jp

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【編集後記】                    by編集長さくらうめこ
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雛の祭りも過ぎまして、今度は高校受験のシーズンとなりました。15の春に、
たくさんの花開くことを祈ります。地元佐呂間高校では48人が受験しました。
4月には、みんな揃って新入生となることでしょう。

先週のサボリを挽回しようと、今週は気合いを入れて記事を並べましたので、読
みごたえたっぷりの内容になったと思います。「ほぼさろ」は読み物系が多いと
思いますが、ちょっと多すぎますか?などと相変わらずごちゃごちゃと悩みなが
ら作っています・・・。

さて、「ちゅらさんサロマを斬る」でお馴染みの沖縄出身のワカが、サロマでの
1年の滞在を終えていよいよ沖縄に帰ることになりました。今日は編集後にお別
れ会をすることになっています。同時に最近スタッフとして参加することになっ
た釜爺と☆ベイブ☆が初顔合わせで来たので、歓送迎会の模様となりました。メ
ニューは石狩鍋とカボチャのグラタンとスウィートポテトとバタフライさん差し
入れのケーキと釜爺手作りの激辛ソーセージと、勿論キリンビール!早く編集を
終えて乾杯しようっと!

 ◎・・編集後の歓送迎会の模様。
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【ほぼ週刊さろま】2002.03.06(毎週水曜日発行)第85号
 マガジンID:0000040784
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 発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp
   編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
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