2002.7.9号 06:00配信


大草原からのぷちメッセージ

もっと家族

(by いくちん)


今夜のTV番組で、ちょっと気になるタイトルを発見。子ども達を寝かすのを忘れ見入ってしまいました。ご覧になった方も多いでしょうが、都会から留辺蕊町に山村留学したご家族のドキュメンタリーでした。

私も北海道の大自然に心を奪われて、海を渡った一人ですので、「豊かな生活よりも、豊かな心を選んだ」という部分では共感が持てました。住み慣れた都会の生活を離れ、8人のお嬢さんを連れて来道・永住を決意したお父さんの思いと、それに反発しながらも大自然に馴染んでいった子ども達の葛藤を、垣間見る事が出来ました。

5月に結婚したお嬢さんが、「理想はお父さん達の家庭」という言葉にも心打たれました。家庭を持ち、親となっている今の私もやはり、理想とするのは自分が育った家庭であり、娘達もまた家庭を持った時、そうであってほしいと願うのです。そのために、私たち夫婦は、前を歩けるような家庭を築かなくてはならないのだという責任と、適度なプレッシャーを覚えました。

番組の最後に問い掛けられた「家族とは何ですか?」という言葉。現代人だからこそ、もっと真剣に考えなければならない問いだと思いました。家族とは“Be(そこにある)”だけではなく、“Do(何かを行う)”ものだと思いました。Beだけの家族は、わりと誰でもが掴めやすいものですが、存在し、営むDoという形の家族形成は意識なしでは成り立ちません。恵まれた自然の中で「もっと家族!」を目指して日々前向きに歩こうと思います。



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