2002.6.22号 06:00配信


大草原からのぷちメッセージ

働く喜び

(by いくちん)


離農してから先は、元より憧れだった専業主婦の座についておりました。専業主婦は、自分の考えで自由に働ける。つまり、「今日は体調が悪いからこれは明日にしよう」とか、「このテレビおもしろそうだから、見てからごはん支度しよう」とか、時間なんてあってないようなもの、仕事の内容も時間も自分次第です。お給料は貰えませんが、その分家計費をやりくりして自分への報酬を用立てたりも出来るのですから。(こんなズルをするのは私だけ?)

引っ越したばかりの頃は、気心知れた方もおりませんでしたので、日中はただただ家の中にいて、洗濯・掃除におわれるばかりでした。夕方、子ども達が帰宅するまでは、話す相手もなく一人言が多くなったようです。テレビは好んで見る方ではありませんので、縫い物をしたり、書籍を読んだり。

そんなメリハリのない生活がちょっとだけ嫌だなぁ〜っと思うようになりました。元来、酪農家という365日休みのない仕事を10年間もしていたわけですから、急にのんびりして良いよと言われたところで何をしていいのやら〜ベランダの窓から、よその畑を眺め、生育状況を観察するくらいしか・・

「教育現場に戻りたい」という事を予ねてより希望していたのですが、5月末頃より、少しばかり“教育”に関わりのあるお仕事を頂き、某中学校に勤め始めたところです。幸い、子ども達も一人で出来る年齢になりましたので、誰に気兼ねする事なく、やりたい事をやらさせて頂いております。なんだか近況報告のような文章で恐縮です。



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