1999.8.20号 06:00配信
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北見市「クリエイティブハウスFOCUS」 照井保さんの第四弾。 フイルムによる写真と デジタル写真の特徴 フィルムによる写真 私たちが現在使用しているフィルムで写真をプリントする とき、通常写真屋さんに行ってプリントしてもらえます。 一般的にEサイズもしくはLサイズ偶に2Lかキャビネサイズ です。現在のフィルムは画像が写っている所の粒子がかな り細かく表現されていて、小さい写真から大きく伸ばす写 真まで1枚のフィルムで出来ます。サイズも自由になりま すが正確なサイズにするには手焼きの方法しか有りません。 これは少しの時間と多めの出費を覚悟しなければなりませ ん。またフィルムは保管状態にもよりますが、物理的に破 損しない限り半永久的に残すことが出来ます。ただその時 代によりフィルムベース面の色や乳剤の状況により数年前 と全く同じ写真にすることは少し難しく、表現された色が 異なることもあります。そのことから言うとカラーネガフ ィルムより白黒フィルムの方が長期保存向きなのかもしれ ません。 フィルムによる写真の最大の特徴であり1つの欠点かもし れませんが、必ずフィルムを現像処理しなければならない ことで、どうしても少しの時間現像所に預けなければなら ず、直ぐ見ることは出来ません(インスタントフィルムは 除く)。 デジタルカメラによる写真 最近ではメガピクセルのデジタルカメラがより身近な価格 で購入できるようになり、保存できるメディアもスマート メディアを始めいろいろな媒体が出てきました。高解像度 になりより写真らしくなりましたが、一般的なデジタルカ メラでは鮮明な写真と言えるのは、せいぜいB5~A4サイズ 位までしか大きい写真にはなりません。より綺麗で鮮明そ して大きな写真にするには、より高解像度のデジタルカメ ラが必要です。 1年ほど前3000万円するデジタルカメラがあると聞いたこ とがあります。高解像度になると写真のデーターが大きく なり保存出来る媒体もより大容量の媒体でなければなりま せん。デジタル写真は撮影したその場で撮影状態の確認が 出来取り直しも簡単、フィルムと違い現像することもいら ず、もし貴方がパソコンを持っているなら写真の加工も自 由自在。現在インクジェットプリンターなど家庭でプリン トできる装置が安価で手に入れることが出来、その場で写 真を楽しむことが出来ます。 しかし保存したデーターを確実に未来に残すことは出来る でしょうか?。目に見えないデーターと言う物の不安が少 しあるのです。 今までの写真とデジタル写真それぞれに特徴があり、その 特徴を有意義に利用すればすばらしい写真が楽しめます。 私のように仕事として関わっている人間より、写真を楽し んでいる人の方がよりすばらしい写真活用法が見つかるで しょう。貴方のアイデアをお聞かせ下さい。 次回はリバーサルフィルムの話 目次に戻る 【疑問質問なんでも「てるてる掲示板」】 FOCUS テルテル坊主 focus@olive.ocn.ne.jp ●クリエイティブハウスFOCUS 北見市北7条西5丁目1-4 TEL.0157-24-5588 FAX.0157-24-5257 |